「スピリチュアル」とはどういう意味か?

世の中には意味がわかるようで、よくわからない言葉というものがたくさんありますが、その1つが「スピリチュアル」ではないでしょうか?

「スピリチュアル」とは何で、どのような使い方をするのか?

精神世界、神、宗教、超自然などについて、より深く理解するためにも「スピリチュアル」について改めて定義してみようと思います。

「スピリチュアル」とはどういう意味か?

結論から言うと、「魂」や「霊的なこと」に関する物事を一般的には「スピリチュアル」と言っています。

「肉眼では捉えられないけれども存在していると考えられているエネルギーや力」、「神」や「あの世」に関することなどです。

占いや風水、パワーストーンなどもスピリチュアルの分野として語られています。

スピリチュアルの語源はラテン語の「Spiritus(スピリタス)」。英語では「Spiritual(スピリチュアル)」と表記し「魂、霊魂、霊」などの意味を表します。

この言葉が一般的になったのは、スピリチュアルカウンセラーの江原啓之さんの影響力が大きいと思われます。

それまでは「オカルト」と呼ばれて、おどろおどろしいイメージだった分野も、おかげで一気に親しみやすくなりました。

占いが好きな女性のことを「スピリチュアル女子」と言ったりもするようですね。

スピリチュアルに関する人やものを総称して、最近では「スピ系」とも言われます。


「幸運を引き寄せる スピリチュアルブック」
(江原啓之著、王様文庫)

スピリチュアルは胡散臭い?

「スピリチュアル」と聞くと、「怪しい」「胡散臭い」と思う人も多いのではないでしょうか?
中には「スピリチュアル」という言葉を毛嫌いしている人も見かけます。

なぜなら、「スピリチュアル」という言葉は多くの場面で悪用されているからです。

残念なことですが「スピリチュアル」を語って、詐欺まがいなことをしたり、根拠のないことを振りかざして人々を洗脳したりする人々もたくさんいます。

また、占い好きな人に多いのですが、スピリチュアルな世界にハマって依存心だらけ、なんて人もいます。

ただ、これは「スピリチュアル」にかかわりあう人たちの心の問題であって、「スピリチュアル」そのものが悪いわけではありません。

むしろ「スピリチュアル」は誰もにとって非常に身近な分野なのです。

その理由については次以降で書いていきます。

スピリチュアルに関する誤解:スピリチュアルの世界は奥深い

スピリチュアル系を毛嫌いする人や、「そんなものデタラメだ」と言う人も、初詣には神社に行って手を合わせたり、お墓参りをしたり、縁起をかつぐのが好きだったりするから面白いなと思います。

自覚していないだけで、やはり「目に見えない何か」を感じながら、我々は生きているのです。

多くの宗教は「神」を信仰しています。

「有神論と無神論(神はいるかいないか?)」という言葉がありますが、実はスピリチュアルの世界は必ずしも「有神論」を説いているとはかぎらないのです。

スピリチュアルを専門に扱う出版社でもお仕事をしてきたため、これまでに多くのスピリチュアル関係者とお会いしましたが、「神はいない」と語る方もいます。

すべては私たちを構成する素粒子(物質を構成する最も小さな単位)の仕組みと働きであるという人もいれば、神という存在はいないが、「エネルギー」という言葉で解説することができる、という人もいます。

科学的な面からのアプローチを試みている研究者たちもいます。

つまり、「スピリチュアル=神」というわけではないのです。

肉眼で捉えられない領域が存在している、という認識は同じでも、その解釈やアプローチ方法は実に様々なのです。

海外の専門家は「スピリチュアル」をこのように定義している

クリスティーナ・プチャルスキー博士(George Washington Institute for Spirituality and Health,医院長)

「スピリチュアリティ」とは、意義と目的を探し求め、表現しようとする人間の一面のことで、その瞬間であったり、自分や他者、自然、偉大なものや神聖なものとの「つながり」を経験するための方法です。

マリオ・ボーリガード、デニーズ・オレアリー(『The Spiritual Brain』の著者、研究家)

「スピリチュアリティ」とは、神とコンタクトをとっているような経験のことです。

ルース・ベックマン・ベレー、ジュディス・プロトコル・ゼントナー(スピリチュアルケア研究家)

「スピリチュアルな次元は、宇宙とのハーモニーを築こうとしていて、無限の存在について答えようと奮闘しています。これは人々が感情的なストレスや肉体的な病や死と向き合うときに、明確になります」

スピリチュアルと宗教の違い

スピリチュアルは曖昧な言葉であるため、「宗教」も広義の意味では、スピリチュアルと捉えられています。

しかし、「宗教」=「スピリチュアル」かと言われれば、そうではないです。完全に同じというわけでもなく、全く別物というわけでもありません。

スピリチュアルが存在の意味やつながりや価値を個人として探求するのに対して、宗教は教義に対して「正しいか間違っているか」という視点で判断します。2つには重なる部分もあります。

表にまとめると以下のような形です。

スピリチュアル
共通点
宗教
存在の意義(意味)を求める
信条
儀式、教典、祈り
つながりを感じるための方法を求める、つながりを探求する
より良い暮らし、魂の向上
何が正しく、何が間違いかを問う
どのように生きるべきか
熟考・瞑想
善悪
道徳・倫理
神(あるいは絶対的な存在)
畏敬の念

 

最後に/スピリチュアルって結局どういう意味なの?

曖昧な言葉ゆえに、誤解されたり、悪いイメージを持たれたりしがちな「スピリチュアル」ですが、そのようなイメージが払拭されて、もっと身近に学んだり、取り入れたりできる分野になればいいなと思います。

これからもこのブログでは、スピリチュアルな情報についても発信していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。