英語講師のanneです。

TOEICと並び、資格試験として「英検」を受験される方は多いですよね。

英検は「話す・聞く・読む・書く」という4つの技能が評価され、また、ビジネス寄りのTOEICとは異なり、日常会話やアカデミックな文献などが問題として取り上げられているのも特徴です。

入試や就職のため、ご自身の英語力を把握するため、英語学習のモチベーション維持のためにも「英検」をぜひ効果的に活用してほしいなと思います。

この記事では、英語講師の私がオススメする効果的な英検の勉強法を教えます。

英検の効果的な勉強法

英検の学習で押さえておくべきポイントは3つです。

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①受験する「級」に応じた語彙力・文法力をつける
②苦手分野を見つけて潰す
③過去問を何度も復習して傾向をつかむ
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これを踏まえた上で、学習法をお伝えしますね!

英検の勉強法① 過去問の参考書を買ってこよう!

まずは書店やAmazonなどで、過去問が載った問題集を購入しましょう。


『英検 2級 過去6回全問題集 (旺文社英検書)』
参考価格:1,760円

そして、1年分の問題をまず解いてみましょう。

解けなくて当たり前ですし、解けなくていいんです!

ここで大切なのは、現時点での自分の英語力と、合格に必要な英語力のギャップ、そして自分の苦手ポイントを把握することです。

実際に解いてみると、以下のようなことがわかると思います。

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■語彙力がなく、そもそも何が書かれているかわからない
→ 語彙力を身につけることから始める

■文法が問われる問題で間違えてしまっている
→ 文法を復習する

■長文を読むスピードが遅い
→ 時間を計りながら繰り返し問題を解く

■リスニング問題が聞き取れない
→ リスニングを中心に学習をする(音読)

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自分の現時点の状態を把握することから、英検の学習は始まります!

英検の勉強法② 受験する「級」に応じた語彙力をつける

基本的には「語彙力」がなくては始まりません。

「過去問がほとんど解けなかった」という方は、まずは単語を覚えることから始めましょう!

英検で、各級ごとに目安とされる語彙数は下記の通りです。

難易度 目安とされる語彙数
1級 大学上級 10,000~15,000
準1級 大学中級 7,500~9,000
2級 高校卒業 3,800~5,100
準2級 高校中級 2,600~3,600
3級 中学卒業 1,250~2,100
4級 中学中級 600~1,300
5級 中学初級 300~600

自分の語彙力が不足しているなと思う場合には、単語帳や語彙の問題集がオススメです。


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参考価格:1,430円


『英検2級 でる順パス単 書き覚えノート (旺文社英検書)』
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単語帳に載っている語彙は、一通り網羅できるようにしておきましょう!

英検の勉強法③ 過去問を繰り返し解く|間違いは徹底的に潰す

教材がたくさん売られているので、ついついあれこれと問題集に手を出しがちですが、

何冊も問題集をこなすより、1冊を完璧に解けるようになるまで繰り返し問題を解くことがポイントです。

特に間違えた問題は、時間を置いて、何度でも復習をしてください。

間違えた問題をなんとなくあやふやにしていては、いつまで経っても点数は伸びません。

英検学習のポイントは、苦手分野や間違いを徹底的に潰すことです。

「間違い」にこそ点数を伸ばせる「伸びしろ」があると考えて、復習を重点的にしましょう!

英検の勉強法④ 「音読」をする

正しい「音読」の習慣を勉強に取り入れることで、下記のような力を伸ばすことができます

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・速読力
・リスニング力
・スピーキング力
・単語を適切に使う力
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効果的な音読のポイントは下記の3つです。

■ ①リピートする

参考書などに付属している音源を用いてセンテンスごとにリピートします。

ネイティブのイントネーションや速度を真似て繰り返すことが大切です。ただ発音するだけではなく意味を理解して発音することを意識しましょう。

慣れてきたら「オーバーラッピング」にトライしましょう。

■②オーバーラッピング

オーバーラッピングとは、音声と同じタイミングで音読することです。

ここでも、意味を理解して発音することを意識しましょう。

流れてくる音声のスピードに合わせないといけないため、自然と読解スピードが上がり、同時にスピーキング力も鍛えられます。

■③シャドーイング

シャドーイングとは、音声を追いかけるように音読する英語の勉強法です。

スクリプトを見ずに、耳から聞いた音声を頼りに音読してみましょう。

はじめはチラチラとテキストを見ても構いませんが、最終的には何も見ずにできるようになることを目標にしましょう。

英検学習のオススメの時間配分

私がオススメする英検学習の時間配分は下記の通りです。

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・単語の確認(15分)
・セクションを決めて問題を解く(30分)
・音読(15分)
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語彙力がある程度ついてきたら、単語にかける時間を減らし、問題を解く時間に充てるといいと思います。

また音読は短い文を20回~30回音読することを意識してみましょう。

英検学習にオススメのネット教材

また、ネットで学習できる教材として【旺文社 英検ネットドリル】を活用することもオススメです!

先ほど紹介した旺文社の教材が準1級から5級まで、まるごと収録されています。

[box class=”blue_box” title=”オススメポイント”]
・旺文社の全24種類の教材がまるごと収録
・辞書機能がついていて長文学習もスムーズ
・確認テストで自分の実力がチェックできる
・タブレットとPCがあれば、24時間学習できる
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料金は年間払いで、級によって異なるようです(7,000円~12,000円)。

(※英検ネットドリルのサイトより)

気になる方は、こちらからどうぞ!

英語講師が教える、英検の効果的な勉強法!

というわけで、今回は以上となります。

紹介した学習法を活用して、英検の合格に役立てていただけると幸いです。

皆さんの英検学習を応援しています!