脳科学者、中野信子さんの本『科学がつきとめた運のいい人』を解説!

皆さんは「運のいい人と運の悪い人では、
「物事の考え方が全然違う」
ということをご存じでしたか?

そして皆さんは、運のいい人、運の悪い人、
どちらに近い考え方をしているでしょうか?

今回は、「運」というものを科学の面から解説している、中野信子さんの「科学がつきとめた「運のいい人」をご紹介します。

中野信子さんについて

著者の中野信子さんは脳科学者として数々の書籍を出版されている、今話題の人物です。

中野さんは過去に東京大学工学部応用化学科を卒業し、続いて東京大学院で博士課程を修了されました。

コトゾラ
「日本一優秀な頭脳の持ち主」という称号でも知られる、とても頭のいい方なのです。

NHKで放送された「NHKスペシャル」「クローズアップ現代」にもご出演され、現在はテレビ朝日の「ワイド!スクランブル」でコメンテーターとして活躍されています。

中野さんの著作は一般的に難しいと言われている分野を、脳科学者としての視点からわかりやすく解説しているため人気を博しております。

この本の見どころ

今回はそんな中野信子さんが書かれた『科学がつきとめた「運のいい人」』を見ていこうと思います。

世の中には運のいい人と悪い人がいますよね。

この本では脳科学的な知見から、運のいい人になるための方法を解説しています。

運のいい人の特徴はとてもシンプル。

運のいい人は悪い人と比べ「物事の考え方」が違うのです。

両者でまったく同じことが起きても、運のいい人は考え方が違うおかげで得られる幸福度が高くなります。

では運のいい人はどんな考え方をしているのでしょうか?

この本には36の「運がよくなる考え方」が紹介されています。

今回は、その中から特に印象に残った5つの考え方を見ていきましょう。

見どころ

1.  自分を大切にする

2. 自分は「運がいい」と思い込む

3. ライバルと共に成長する

4. 夢や目的を自分なりの「しあわせのものさし」で測る

5. ポジティブに祈る

では1つずつ見ていきましょう。

1.自分を大切にする

運がいい人になりたいなら、絶対に自分を粗末にしてはいけません。

大富豪として知られるロスチャイルド家に、幸運にも嫁入りしたナディーヌさんという女性がいます。

ナディーヌさんは自らの著作で「あなたがまず心を配るべきなのは、自分自身です」と自分を大切にすることの重要さを語りました。

ナディーヌさんは自分を大切にしているからこそ、大富豪の家に嫁ぐという幸運を手にしたのです。

自分を大切にしている人は、周りの人々から「この人が相手だと悪いことはできないな」と大切にしてもらえます。

逆に自分を粗末にしていると「この人が相手ならいいか」と周りの人まであなたのことを粗末に扱い始めます。

心理学では「割れ窓理論」という理論があります。

これは、建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、やがて他の窓も全て壊される。という考え方なのですが、自分を大切にする、ということもこれと同じことが言えます。

では、自分を大切にするためには具体的に何をしたらよいのでしょう?

まずは「破れたくつ下を履き続けずに、新品と取り替える」「食事をコンビニで済ませず、自炊する」など小さな部分に気を使い、自分を丁寧に扱ってみましょう。

自身に気を配り、丁寧に扱うことを覚えると「自分を大切にすること」が自然とできるようになりますよ。

他にも何かをがんばったら「自分へのご褒美」を用意してみるのもいいかもしれませんね!

コトゾラ
自分へのご褒美で何を買うか考えるだけでも、自身を大切にしている感じがして幸せな気持ちになれますよ。

2.自分は「運がいい」と思い込む

幸せになる考え方のひとつに「自分は運がいい」と思い込む方法があります。

根拠や理由がなくても「運がいい」と思うだけで実際に運はよくなります。

例えばあなたが料理で失敗をしてしまったとしましょう。

「自分は運がいい」と思ってる人は「運がいいのにミスがあったということは、自分になにか原因があるに違いない」と対策を練ることができます。

しかし「自分は運が悪い」と思ってる人は「ミスが起きるなんて運が悪い」と不運を理由にして考えを停止してしまいます。

コトゾラ
対策を練る人と、思考停止してしまう人、その後どちらが成功を収めて幸せになれるかは明白ですね。

3.ライバルと共に成長する

仕事やスポーツの分野にはライバルがつきものです。

ライバルと競っていると、つい相手の不幸を願ってしまうものでしょう。

しかし、それは脳科学的に間違った行いです。

脳は誰かと争うよりも、一緒に協力した時のほうがよりパフォーマンスを発揮すると研究で判明しています。

もしライバルが同じスポーツで争う選手だったら、相手がベストコンディションで競技に挑めることを願いましょう。

ライバルと争うのではなく、協力してすばらしい試合を作るのです。

「ライバルとは共に成長していく」。これが運のいい人の考え方です。

コトゾラ
ライバルと争わないほうが脳のパフォーマンスを発揮できるなんておもしろい話ですね。

4.夢や目的を自分なりの「しあわせのものさし」で測る

自分なりの「しあわせのものさし」――つまり「何をしたら自分は幸せか」という価値観を持つということはとても大切です。

自分の「しあわせのものさし」を無視し、他人からの意見や世間一般の価値観に振り回されていると、不幸な状態を招いてしまいます。

逆に「しあわせのものさし」に従って生きていると、人は運のいい人生を送れるのです。

ノーベル賞を受賞された田中耕一さんのお話がいい例でしょう。

田中さんは会社で出世街道を選ばず、現場で働き続けることを選びました。

田中さんの「しあわせのものさし」では出世することより、現場で好きなように働くことのほうが重要だったのです。

その結果、田中さんはノーベル賞を受賞する偉業を成し遂げました。

コトゾラ
自分なりの価値観を持つことはとても重要ですよね。

私も「コーヒーを買う時は必ずインスタントで」というマイルールを持っています。

インスタントだとコーヒーを飲みたくなったらいつでも淹れられますよね。それに豆を挽く必要がないので、洗い物も最小限です。

私にとってコーヒーとは気軽にいつでも飲めるからこそ好きなものなのです。

これが他人の意見に従ってコーヒーを豆で買うようになったらどうでしょう?

私にとって大切な「コーヒーをいつでも気軽に飲める」というよい点が消えてしまいます。

コーヒーの選び方というマイルールを守るだけでも、人の幸福度は変わってくるのです。

5.ポジティブに祈る

世の中には「よい祈り」と「悪い祈り」が存在します。

よい祈りとは、自分だけでなく周りの人の幸せも願う祈りです。

例えばあなたが「一戸建てがほしい」と願うとします。

よい祈りでは「広い家で子どもたちも伸び伸び暮らせますように」「両親や友達が家に遊びに来た時、のんびり泊まっていけますように」と家族や友人の幸せを同時に願うのです。

「よい祈り」を続けるとベータエンドルフィンやドーパミン、オキシトシンなどの脳内快感物質が出るため幸せな気分になり、心と体の健康度がアップします。

ところが相手の不幸を願うような「悪い祈り」をしていると健康度がダウンします。

「悪い祈り」をするとストレス物質のコルチゾールが分泌され、脳の海馬が萎縮してしまうのです。

普段から脳のベストパフォーマンスを出したい方は、よい祈りをするようにしましょう。

コトゾラ
自分だけでなく、周りの人の幸せも願う。これって簡単なようでとても難しいことですよね。

この考え方に慣れる一環として、周りの人にプレゼントを贈ってみるのはいかがでしょうか?

好みをしっかり把握した上で、相手の好きなものを贈ってあげると人間関係がより深まるのでオススメです。

最後に

自分も含めた周りの人すべての幸せを願うことの大切さ。
私はこの本からそんなメッセージを受け取りました。

ありふれたメッセージに聞こえるかもしれませんが、この本では脳科学の視点から解説することで、それらの内容をより現実的で有益なものに変えています。

「日本一優秀な頭脳の持ち主」の称号を持つ中野さんだからこそ書けた本だと言えるでしょう。

「運のよさ」は、考え方ひとつで変わることをこの本は教えてくれます。

これからは自分の周りで嫌なことがあっても「それは別視点から見るとラッキーな出来事だったはずだ」と考えるようにしたいです。

中野さんの『科学がつきとめた「運のいい人」』には他にもたくさん運がよくなる考え方が掲載されています。

皆さんもぜひ読んでみて感想を教えてください。


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